走りの練習。〜いきなり超えるな限界〜
お久しぶりですね。1ヶ月以上空きましたが、あけましておめでとうございます。
今回からちょっとした新企画的なものをやります。
やはり、車にしてもオートバイにしても自転車にしても、せっかく乗るなら上手くなりたいものです。
ですから、「テクニック向上の控え物。」と言う事で、普段の練習、あるいはちょっとしたコツなんかを皆様に共有したいと思います!
これは、実際にコケた写真ではありませんが、この数分前に僕は下りの左コーナーで幾つかのミスを犯してしまいました。(友達による再現画像です。)
まず、体重移動が不足していたこと。車で言う手アンダーのようなものですね。
次に、タイヤのキャパを超えてしまったと言う事。上手に対話できませんでした。
最後に、限界を一気に超えてしまったということ。これが今回で一番重要なことです。
まず、二輪にしても四輪にしても接地してるのはタイヤだけです。二輪の場合は2つしか接地してませんし、四輪は4つです。
四輪の場合はタイヤの限界を突破した時にスピン挙動が出ます。が、二輪の場合は即転倒です。
僕の乗ってる自転車はタイヤが700*28cというタイヤサイズですので、一般的なママチャリと同じか細いくらいだと思います。
ですので、接地面積の少なさからタイヤのグリップの限界は低いのです。
下の図をご覧下さい。
これはタイヤのグリップについて解説した図です。「F=μmg」という至って簡単な物理の公式です。(実際、僕も覚えるのにそこまで苦労しませんでした。)
実際、この限界内で走れば何も無いんですけどね。
フロントタイヤが限界を迎えて滑り出すと外側に流れますので、アンダーステア挙動となります。逆にリアタイヤが滑り出すとリアタイヤは外側に流れ、フロントが内側に巻き込む挙動なのでオーバーステア挙動となりますね。
さて、ここで僕の練習方法をお教えします。
まず、僕の場合は徐々にペースを上げて無理をしない練習を薦めています。
いきなり限界を越えて走るのはバカがやることです。特に二輪という不安定な乗り物で限界を超えることは物理的な死を意味すると言っても過言ではありません。命がいくつあっても足りないので絶対に止めましょう。
徐々にペースを上げてライン取り、あるいはブレーキングなどや、あるいはその時々に起こるマシンの挙動なんかを徐々に掴んで、慣れていき、新たな発見をするのがモチベーション維持にも繋がりますし、何より大切な命を守る、セーフティーマージンを取るということにも繋がります。
何事も安全が基礎に無いと話になりません。
まぁ、当たり前の事しか書いていませんが、この当たり前をしっかり確認し、こなしてこそ本当のスキルアップはあると思います。
僕もこれから練習しながらですが、皆様の役に立つことを書ければと思っています。
読んで頂き、ありがとうございました。次回の更新がいつになるかはわかりませんが、その時まで気長にお待ち下さい。